ながおか森林塾 実践コース
二日目 2010.10.16
天気予報では、朝方少し雨が残るものの開講する頃には気持ちの良い秋晴れになるはずでした。
でも、チョッと怪しげな空模様なので、朝一の「目立て」は屋内で行うことにしました。
伐倒関係は、Aチーム(今回からの受講生)Bチーム(入門コース受講済みの方)に分けて別メニューで行いました。
今回も写真たっぷりでお知らせします。受講生の皆さん、失礼なコメントがありましてもお許しください。
今日の講座内容は
「目立て」 刃物は切れなければその役目を果たしません。
「受け口追い口練習」 伐倒方向は受け口の方向で決まります。
「正確な伐倒」 狙った方向へ正確に倒すには。
「掛かり木の処理」 今回の目玉。安全で楽に処理するには。
9時00分 現地に集合 |
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本日のスケジュールを説明後、屋敷に移動。 |
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9時15分 目立て
入門コース受講隅の方はもうばっちりですね。 |
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模型を使って構造や目立てのポイントを説明。 |
思い思いに、やりやすい姿勢を探しています。 |
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どんなに上手くなっても時々はこんな治具で修正したほうがよさそうです。 |
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左右交互についているカッター、両手が使えると便利ですね。 |
ヤスリをまっすぐ進めるとともに、カッターが動かないことが肝心です。 |
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目立てには目力も必要です。 |
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屋内での目立てに満足できずに、試し切りです。 |
10時30分 現場へ移動して、Aチーム(今回からの受講生)は受け口・追い口の練習です。 |
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倒す方向は受け口の方向で決まります。水平切りをしっかり練習することが大事です。 |
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倒す方向をしっかり見て水平切り |
斜め切りのときも方向を見失わずに |
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こんな金具を使うと方向を確かめやすいです。 |
(おまけ映像)迫力の伐倒か、ただの手ブレか |
10時30分 入門コース受講済みのBチームは、前回選木したエリアで伐倒です。 |
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正確な伐倒をすることで、わざと掛かり木を作り、その掛かり木を安全な方法で外します。 |
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山側へ倒すため、ロープを架けて引っ張ります。 |
掛かり木になったらツルの両側を少しずつ切ってゆきます。 |
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掛かった木は回転して倒れます。ツルはこんな残り方をしています。 |
なるほど。こういうことかァ。 |
13時00分 A・B両チームとも午前の続き |
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ツルの左側を切っていき、右も少しだけ切ります。 |
左半分だけ切れているのが分かるでしょうか? |
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トビで回転させます。 |
少しづつ回転し、移動してゆきます。 |
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もう少しです。 |
こんな風に倒れました。ツルは右側に数センチ残っています。 |
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ロープの代わりに矢を使ってみました。まず鋸道を確保します。 |
切り進んだら大きな矢で起こします。 |
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左右バランスよく矢を配置し、交互に打ち込んで倒します。 |
掛かり木になったら同様にツルを切り、トビで回転させます。 |
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ツルは右端にだけ残っています。 |
15時00分 Aチームも伐倒開始です。こちらは掛かり木にならないように倒します。
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チェンソーがはさまれた?いいえ、追い口を切ってそのまま手で押し倒そうとしているのです。 |
ツルがしっかり残っていますね。水平も出ています。 |
16時00分 解散 |
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けが人もなく無事に「実践コース」二回目を終えることが出来ました。
受け口やツルの重要さがわかっていただけたでしょうか?
次回は「掛かり木の処理」の続きと「枝払い」「簡易製材器による集材のデモ」です。